第92話

内定者研修。春から働くオフィスを見せてもらった。それと、会社が用意してくれる物件での一人暮らしが決まった。旅行のことといい全てがトントン拍子で決まってる感じがする。

午後5時くらいに終わって新橋で二杯飲んで帰った。サングリアがうまかった。疲れた。

帰って母親に一人暮らし始めることを伝えると、なんだか寂しそうな顔をしていた。実家暮らしだろうと一人暮らしだろうと、生きている限り別れの瞬間は来るので仕方ない。両親には一生かかっても返せない恩があるので、返せない分社会へ貢献するってことで頑張る。

意外とサラリーマンは向いているかもしれないと思う。いつまでやるかなんて少しも想像はつかないけど、ありふれた日常は嫌だとかは思わなくなった。まともに生きてる人間が一番立派で、すごい。

サラリーマン辞めるとしたら、サラリーマンが嫌だからやめるというよりも他にやりたいこと、やるべきことがあるから辞めるって感じにしたい。消去法で人生を選びたくない。

書いてて、なんだか知らんがイライラしてきたので寝る。