第79話

4時間寝て起きてバイトへ向かった。今日も空気が冷えてた。熱い夏も寒い冬も俺は室内で座ってバイトしてる。これからも美味しく生きていきたい。

時間をお金に換える作業を行って帰宅した。

寝てないから疲れた。酒を飲んだら余計グッタリきた。

2時間ほどギターを抱えパソコンとにらめっこした。ミックス作業は中々終わりがない。あれやこれやと付け加えて訳が分からなくなってしまう。昔から俺は他人に完璧主義者だと言われる。たしかにそうかもしれない。だれも俺に何も求めてないのだから、完成させることが第一だろうか。作品も、実力のないうちは質より量だと思う。気合いを入れ直すよ、明日から笑

歌詞は日本語で書くことにした。今日電車でウトウトして、目覚めた瞬間に詞が浮かんだ。こういうこともあるから面白い。

しかしギターが弾けない。少しずつコピーして覚えていこう。ジョニー・マーのギターをコピーしようと思う。ピアノも練習したい。1日20分やれば1年くらいで弾けるようになるかな。

村上春樹の「色彩を持たない〜」を少し読んだ。うお、すげえと思った。友達に裏切られるときの心理描写が見事だった。そういときって、悲しみがガツンと来るんじゃなくて、表層は冷静を装っちゃったりするもんね。面白いです。続きが楽しみ。

シャッフル
Mocky - Tommorow Maker
Rob Walmart - Escape From Mike's Birthday
The Suzan - Secret
Gary Wilson - Linda Walked Away
Nirvana - Downer
Ty Segall - Ms.White
中村一義 - ラッタッタ
椎名慶治 - FACE TO FACE〜がんばってます〜
45Grave - Dream Hits Ⅱ


第78話

昼に起きた。さみぃ。さっみいぞ。

Suedeの新譜を聞いた。変わらず怪しさと危なさがあった。10代の頃、Animal Natureを聞いた衝撃を忘れられない。

ロンドン旅行の前金を払いに行った。楽しみだ。教えてもらったんだけど、カムデンタウンにとても行きたい。日本で言えば高円寺とか下北沢あたりの感じかな。20代にしか行けない場所に行きたい。

夜はお遍路会議。指定されたホテルのカフェは高級すぎて、大学生カジュアルな我々は浮いていたのでやめた。何事にも年相応がある。ゴーゴーカレーを初めて食べた。ルノアールでお遍路会議。順調だ。一杯飲んで帰った。

日記終了。

気づいた。良い音楽を作りたいんじゃない。かっこいい音楽を作りたいんだ。だって俺は、良い人間になりたいんじゃない。かっこいい人間になりたいんだ。かっこいい人生を歩んで、かっこよく死にたい。今の俺を見たら、こんなこと書くのは笑われるかもしれない。でも本気でそう思ってるんだ。

これからの人生は、特に20代は、かっこよくあることに時間とお金を使いたい。

見てろよ。

第77話

慌ただしく過ごしてると思うこと、考えることも少なくなる。余裕がなくなる。社会人になって働き出したら、これが一番怖い。いつだって空を見て物思いにふける余裕を持っていたい。

結局何が歌いたいかと言うと、孤独かもしれない。愛についても、希望についても、願いについても、それほど考えたことがない。俺が考えること、喋ること、書くことを突き詰めると、本質的には全部孤独なのだと思う。

誰と一緒にいたって、話したって、遊んだって、抱き合ったって、結局人は一人なのだ。だから俺はさびしさに耐えられない人間に少しも魅力を感じない。生きることはさびしいことなのだ。さびしいことに耐えられないということは、生きることに耐えられないということなのだ。

レコーディング開始からだいたい一月、ようやく三曲録り終わった。いろんな音楽を聞いて、いろんな音楽の斬新さやかっこよさに触れて正直落ち込む。やめようかと思う。でも、はじめないと、何もはじまらない。いつかできるさ、と思っていても、いつかは来ない。やるか、やらないかだ。時間はいくらでもある。死ぬまで音楽を続けたい。死ぬまで作り続けたいと思う。

死ぬまで音楽を続けたいと書いたけど、本当はいつまでやるかは分からない。年をとってバンドをやるにしても、小学校のバザーに出てくるような親父バンドみたいのだったら絶対にやりたくない。夢破れた感すごいぞ、あいつら。やるなら行けるところまで行くか、朽ち果てるかのどちらかだ。

人付き合いが上手くいかないのは、自信がないからだと思ってた。たしかにそうなんだけど、自信なんてつけようと思ってつくものじゃない。自信なんて気にするから自信がなくなるのだと思う。自信なんて気にしなくなるくらい、やりたいことをやって、叫びたいことを叫べばいい。

何もやってない退屈な自分が嫌いなんじゃない。頑張ってる自分が好きなんだ。音楽に夢中な自分が大好きなんだ。

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シャッフル
ホイットニー・ヒューストン - Just the Lonely Talking Again
Big Scary - Long Worry
Disco Girl - MONKEY MAGIC
The Golden Dawn - Seeing Is Believing
Liz Phair - Explain It To Me

第76話

イギリス旅行を申し込みに旅行会社へ行った。高いんだろうなーと思っていたらそうでもなかった。カードを作ればローンも組めるらしい。しかし色々と手続きが面倒くさい。聞いてみたら卒業旅行で一番人気なのはイタリアらしい。たしかに周りの友人に聞いても皆だいたいドイツかイタリアだ。ちょっと旅行慣れしてる人だとだいたい東欧だ。俺は気持ちはいつもロンドンボーイなのでイギリス行きを決めた。

卒業が近づくにつれてお別れの飲み会が多くなる。学科の友人と飲んだ。もう、そうそう会うことはないのかな。先のことは分からないけれど、会えるときに会える人と会っておきたい。

旅行も飲み会も金がかかるけど、卒業まではお金の心配はせずに過ごしたい。思い出に残るのはいつも誰かと過ごした時間だから。

第75話

ギターが上達しない。。録音でしか弾かないので当たり前だが、ギターが上手に思いのままに弾けたらどれだけ楽しいだろうと思う。神様俺にギターを弾く能力をくれ!いや、これは悪魔に頼むべきなのか。四つ辻で、魂と引き換えにギターテクニックを手にするべきなのか。まあ、技術は後から付いてくるものだろう。少しずつ、好きな曲を弾けるようになっていこう。時間はまだまだある。それに下手くそだからこそ作れるものがあると思う。上手い人は下手くそな人の真似をできない。

服が欲しい。財布を気にせず買い物したい。ポパイに載ってる服とか色々なものとか全部買ってしまいたい。

アルバムのジャケット制作を依頼した美大の友人から"Everything"を聞いた感想をもらった。「水滴によってできた波紋がぶつかりあう。その先に真理がみえるような、でも触れられない」と書いてくれた。キレイな解釈だと思った。絵を描く人間は感性が違う。

曲の歌詞はやっぱり日本語で書くことにした。日本語で歌ってみたら思いの外いい感じだった。それに俺は英語がダメなので発音がまずい。英語では、自分の歌声の良さを潰してしまうような気がしたから、日本語をつかう。

シャッフル
Bangles - Going Down To Liverpool
Fleet Foxies - Battery Kinzie
King Brothers - Dead Soul
Arctic Monkeys - Secret Door
Beck - Don't Let It Go
Bibio - Raincoat
Lou Reed - Big Sky

音楽を聴くには心地いい疲労感。おやすみ。

第74話

関東で雪が積もったらしい。なぜか俺が住んでる船橋市には積もらなかった。俺は雪に追いかけられないらしい。というのも、少し前に読んだ三上寛のエッセイに、(彼は青森県の出身)18歳で上京したときに、その日に限って東京ですごく雪が積もって、「雪はこんなところまで俺を追いかけるのか」というようなことが書いてあった。かっこいいなと思った。また読みたいな。青森県にも行ってみたい。太宰治とか、津軽三味線とか、文化的にはひたすら暗いイメージがある。何てったって本州の一番北だからね。けど、きっときれいで、悲しげで良い町なんだろう。

外は寒いけれど、俺はうちの中で制作の1日だった。もう一度バッキングのギターを録り直して歌を入れれば完成だ。気付いたのは、コードからよりもメロディから作曲するのが一番上手くいく。やってて楽しいし、曲のイメージが湧く。単純にメロディの良い音楽が好きだし。

なんで俺は音楽が好きなんだろう。子供の頃から音楽が好きだった。音楽が好きなことが当たり前すぎて考えたこともなかった。バンドを始めたのも、特に目的はなく、ただ好きだから始めた。モテたいという目的で音楽をやったことは一度もない。モテたいって動機は素敵なことなので、もったいない気もする。

スターウォーズのシールが入ったビックリマンチョコが売ってるというので探しに行った。一番近くのコンビニに売ってた。f:id:KOS2094:20160119014504j:image
一枚ダブったし、地味なシールばっかだけど、このコレクション欲は久しぶりなので良しとする。プロ野球チップスとか買ってたなー。

昨日書いた、喜びは今という瞬間しかないという文は自分で気に入っている。喜びも、感謝も、今という瞬間にしか生まれない。

シャッフル
Grimes - Circumamambient
Tom Waits - Blind Love
Book T & The MGs - Behave Yourself
Pat Metheny Group - In Her Family
The Beatles - Help!
The Beach Boys - Wonderful(Version2)
Galaxie 500 - Listen, the Snow is Falling

今日にピッタリな曲が最後に出たし寝る。

追記
アップルミュージックのライブラリを世界地図みたいに、それにタイムマシーンにしたい。ありとあらゆる音楽をつっこみたい。

犬と猫は最高に可愛い。天からの授かりものだ。犬と猫をいじめる奴は、絶対に許さない。俺の人生をかけてでも絶対に許さない。

第70〜72話

少し昔に見た映画のことを思い出した。内田けんじ監督の「アフタースクール」。内容はピンとこない映画だったが、大泉洋演じる中学校教師が佐々木蔵之介演じるチンピラに言い放つ言葉に身が染みる。確かではないけど、

「どこのクラスにもお前みたいな何でも知ったような気になって斜に構えてるやつがいるんだよ。つまんねえのは誰のせいでもない。お前のせいだ。」

世界がつまらなく見えて仕方がないのも、周りに面白いことが起こらないのも、それは全部自分のせいだ。

1/15(金)
昼は先生に10号館の食堂に連れて行ってもらった。眺めがよかった。卒業する前にこれて良かった。夕方から、三年生と研究室で呑み会。バレンタインという高いウイスキー、ちょっと高いワイン、沖縄の日本酒とか面白い酒がたくさんあった。飲んだ。締めに野方ホープ行ったが食べきれなかった。

1/16(土)
昼から寝て夜までバイト。楽だった。相変わらず刺激がない。日曜日は何もなかったのでサタデーナイトフィーバーしたくなり後輩Gを呼び出す。池袋のブリティッシュパブ、大都会という安い居酒屋。そばが150円だった。社会人になったら土日はこういう遊び方繰り返したい。まあ20代は、さ。帰る。寝る。

1/17(日)
昼に起きる。録音に手をつける。お遍路の話し合いが難航中。肩の力を抜いて話を進めたい。スターウォーズエピソード6を見た。胸が熱くなった。3月にロンドンに行けそうな気配がある。夜は尊敬する大人にちょっとした相談。良い大人に出会ってきたと思う。良い大人とは、偉そうにしない大人だな。

さみしい音楽は夜のものだ。

俺が求めるものは、音楽ではなくカルチャー。
俺が作りたいものも、音楽ではなくカルチャー。

追記
スキーバスの事故、胸が痛む。人間はみんないつか死ぬ。いつか、と言いながら、いつかは、分からない。未来のことをいくら考えたって、今日乗った電車でテロが起きて死ぬかもしれない。やっぱり、今を生きるしかない。悲しみは、過去を振り返ったときに生まれるもので、喜びは、今という時間にしかないものだ。

シャッフル
The White Stripes - White Blood cells
きゃりーぱみゅぱみゅ - Super Scooter Happy
きのこ帝国 - MAKE L
Metro Ongen - The Book
Ariana Grande - Better Left Unsaid
Beirut - Brandenburg