第38話 My Foolish Blue制作日記1

給料日前日。予定もない、金もないので家で過ごす。

 

青が好きだ。卒論で書いた北野武キタノブルーピカソの青の時代、海、空、その他。今まで好きな色は特になかったが、今なら胸を張って言える。青がいちばん好きな色だ。なにに対しても沸点の低い俺にはぴったりの色だと思う。

 

卒業制作を開始する。数曲入りのアルバムを作る。題名は"My Foolish Blue"にしようと思う。パッと思い浮かんだ。「青」をコンセプトに作れたらいいと思った。曲はちょこちょこ作ってるけど詞はまだ書いていない。日本語で書くか英語で書くかもまだ決めてない。英語わかんないけど。

 

音楽を聴いた。

My Bloody ValentineのSometimes

FOLKSのEverything Is Alone

RIDEのVapour Trail

PELICAN FUNCLUBのファ

Galileo Galileiの青い栞

 

わかばを吸った。

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オーディオインターフェイスMac BookのGarage Bandをつないでみた。多分すごく簡単なことなんだろうけど、すごく手こずった。とにかく機械に弱い。不器用だ。機械に対してだけでなく、人に対してもなかなかに。器用で素直で好きなものを好きと言える人にずっと憧れてる。

 

音楽を再び始める目的は単純だ。かっこいいと言われるような曲を作りたいことと、友達を作りたいことだ。音楽を世に出すことによって友達ができたら素敵だ。ただ楽しめたらいいと思う。音楽で食っていけるとは思えないので、食える道は他に探せばいい。

 

昔手放した本を少しづつ取り戻している。昔感動したものに今も感動できるのが嬉しい。過去の自分は間違っていなかったんだと思える。

 


冬は特に内向的になる。面白いことを書く余裕がなくなってしまう。でも、特に笑えることなんてないのに、無理やり笑ってみたら、なんか楽しくなってきた。