2015年11月7日

朝からバイトだ。少し早めの電車に乗る。カフェ行く。店員の笑顔が素敵だ、でも人と話す時は目を合わせ。そしたら100点だぞ。30分ほど考え事をする。あまり感情を表に出さない人は多分、内側でかなりの量自分と対話している。俺もそう。「タバコ何本吸おう?」「まあ、3本ぐらいじゃないかな」とか会話を延々と続けている。思うんだけど、暗いことって最高に魅力的なことじゃないだろうか。シュールなギャグってのもだいたい暗いやつのうちに潜む優しさから生まれる。人間の内側は宇宙より宇宙かもしれないと訳わからないこと考えていた。

自分で言うのもなんだが、俺は根が本当に優しい。だから、人に優しくする必要などないのではないだろうか。優しさって自分でも思いもよらないところでふっと出てくるものじゃないか?本来誰からも褒められようとしてはいけない。「やさしくなりたい」って偽善以外のなにものでもないぞ。愛なき時代に生まれてきたわけじゃないし。

カフェでコーヒーをがぶのみしたら変な方向に頭が冴えてしまった。寿命削られてる感じがする。体に悪い。余計だ。俺は100歳まで生きたいんだ。

バイト中の俺はというと煩悩の塊だ。コールセンターで電話を待っている時間って結構暇な時間が多い。今日は頭の中に浮かんだことをメモっておいた。特別に発表しよう。

・時間に恵まれたいなら時間を愛さないといけない。俺のような凡人は時間を持て余してしまう。だからサラリーマンは週5で8時間働く。結局十分な時間を与えられても無駄にしてしまう。

・受話器にヒョウ柄のファーをつけるだけで一気にチープになる。どんな受話器でもだ。

・シェービングしたい。顔のうぶ毛が切ない。

・手からほんのり良い香りがしたが、心当たりが全くない。

・トイレは綺麗だが、独特の匂いがする。

・何歳になってもウンコで笑っていたいものだ。4歳児の自分とおっさんの自分を心の中で同居させていたい。

・人類が滅亡して、誰もいない回転寿司屋で永遠に回り続ける寿司。

・『真夏の果実』が不意に頭の中で流れ出し泣きそうになる。

全くロクなことを考えていない。しかし、ボーッとしている時間が意外と楽しい。

 

今日は珍しくひとつひとつの電話に丁寧に対応しようと意気込んだ。と、思ったら客に怒鳴られた。契約が新しすぎてシステムに反映されていなかったのだ。それを伝えると、「保険で信用を買ってるんですよ!!!しっかり確認してくれませんか!!!」と言われた。仕方がない。謝るしかない。上司の手を借りてなんとかおさまった。しっかりと確認してほしいだけならなにも怒鳴る必要はない。限られた人生の時間だ。怒る時間よりも笑ったり泣いたりする時間に使ったほうがいい。挙げ句の果てには「私もコールセンターで働いてるんですけどシステムが反映してないとか不安にさせるようなこと言っていいんですか」と怒られる。コールセンターで働いてるなら、コールセンターで働いている人の苦しみわかるだろ。わかってくれよ。しかしまあ俺も電話で怒鳴られても前ほど動じなくなった。だって今日は特に俺何も悪くないしな。システムが反映してなかったんだよ。システムが。なにはともあれいい感じよ。最近。バイト。いい感じよ。

 

帰り道。駅まで歩く道。「高杉不動産」という不動産屋を見つけた。たかすぎ不動産って。ギャグの感性が昭和30年代的すぎて写真を撮る気にもならなかった。いつの時代のギャグ漫画だよ・・・。

 

昼はSOYJOYしか食べなかった。食欲が減退した気がしたが、日が沈んだあたりでやはり反動が来る。堪えきれず近くの蕎麦屋に入る。やっすい蕎麦屋。大好き。最近はそばの上にコロッケ置くのが好き。コロッケにそばという組み合わせは冷静に考えておかしい。しかし何か知らんが食べてしまう。俺はジャンキーって言葉が好きだ。少し前だとロッテリアビックリマンシェイクにジャンキー美学を感じた。しかし、ビックリした。コロッケがカレー味だった。何の前触れもなくカレー味だった。いや、俺はうれしかった。正直普通のコロッケよりも好きだ。でもな、先に言えよ。と思う。カレー味だってことを先に言えよ。コロッケそばを頼む人間が皆、俺みたいにカレー大好き人間だと思うな。カレーコロッケだってことは先に言え。

 

そういえば今日、とある社員に「小さくなった?」と訊かれた。もともと小さいのだ。しかし俺は身長が小さいことに全くコンプレックスを感じていない。むしろ美点だと思う。だってかわいいでしょ?それは置いておいて、身長が高い男はたしかにたくましい。しかし、たくましさは立場の問題なのである。たくましいのは味方に付けた場合だけだ。たくましさなんてものは敵に回すと恐怖でしかない。だろ?でもそしたら小さいやつはどっちにもならねえじゃないか。いいんだよ。かわいいから。

 

最近、apple musicを使っている。世界中の音楽を手軽に聞ける。最高だ。ツタヤへ行くことがなくなった。でもだ。だけどもだけどだ。量が多すぎて抜群に求めていた音楽に逆に出会えない。「そうそう。僕、これ言いたかったの」って音楽に最近なかなか出会えない。好きだけど、最近なまぬるいポップスが多すぎだ。割と好きだけど。そうした若者。角が取れていないか?そもそも好きな音楽とはなんだ。それは好きな女性はどんな女性?という質問に似ている。俺は答えられない。好きになった女性が好きな女性だ。そんな感じだけど、OKAMOTO'Sというバンドの『マジメになったら涙が出るぜ』って曲を聞いたらよかった。タイトル通りの良さだった。涙が出た。俺はマジメすぎたんだ。

 

帰る。コーラ飲みたくなって買いに行ったがメロンソーダ買って帰ってきた。こんな夜もあるんだな。

 

卒論を書かずに2000字以上のブログを書いた。このあと少しやろう。オードリーのラジオ聞いてから寝よう。