第86話

駅前のロッテリアコアラのマーチくんが来るらしい。何か食べてレシート見せると一緒に写真撮れるらしいので行った。絶品チーズバーガーを食べた。コアラくんと写真撮った。かわいかった。実はかわいいキャラクターとか大好きだ。ゆるキャラと写真を撮るだけという活動を始めようか。

そのまま駅前のスバル書店で羽田啓介のスクラップアンドビルドと新しい芥川賞のやつを買った。やっぱり娯楽小説よりも純文学の方が好きだ。なぜならジーンと来るから。又吉の火花は本当に良かった。本の多い家庭は幸せだと思う。将来は本の多い家庭で子供を育てたい。

先日、村上春樹の「色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年」を読み終わった。主人公は中年だけど青春小説だった。心の傷と、それに向き合うことによる再生。物語の最後、というよりもこれからの彼を、読者の想像に任せてる点は良かった。いつか傷と向き合うことが必要なのかなー。

帰って録音。何時間も手直しつつ、歌入れ以外一曲完成した。なかなか手ごたえがある。歌詞を書かないと。

夕飯は鶏団子鍋だった。美味しかった。

疲れた。心が、体が、もやもやする。多分絶対疲れてる。潔く寝る。

いつでも穏やかに、静かに笑っていたいな。派手に暮らすのは自分には無理みたいだ。望んですらいないらしい。

今より良い暮らし、強くあれ、みんな仲良く、なんて疲れてしまうよ。幸せは自分の内側にあるのに。

バイトは2月で辞める。

美味しい生姜焼き定食食べたい。調べるので食べに行かないか?

シャッフル
The Byrds - Goin' Back
Steely Dan - Third World Man
Miguel - Do You
The Baker Brothers - Love's Atonement
久石譲 - Going Out

疲れた夜になんて空気読んだ選曲だろう。。ありがたい。。久石譲で泣きそうになったので寝る。

第85話

5時間寝てバイトへ向かった。満員電車なのになんか座れた。ついてるな〜最近。

今日のバイトは時間をお金に換えてる感すごかった。なんか、あっという間だった。

休憩時間にROTH BURT BARONを聞いてた。メロディも演奏もノスタルジックだ。個人的に日本古来の淋しくてきれいな風景が広がった。広い田園風景がオレンジ色の夕陽に照らされてる感じ。宮沢賢治を読みたくなった。

バイト後、練馬区役所に向かった。戸籍抄本を取った。もう来ることあるだろうか。無限のように感じるけど、いつか死ぬので、何もかも回数は限られている。どれだけの映画が見れるだろう。どれだけの音楽を聴けるだろう。

帰った。とんかつ食べた。風呂入って音楽作った。ビートルズTomorrow Never Knowsからすごいインスピレーションがあった。これからも困ったらビートルズを聞こう。曲名をつけてない曲の構成を決めた。ベースをとった。明日ギターとシンセを録る。

音楽、すげえ楽しいぞ。今、何にも人生が楽しくないやつはとりあえず音楽はじめればいい。本当に楽しい。幸せだと思う。一生続けたいと思うことに21歳の時点で出会った俺はどれだけ幸せなんだ。ずっと作り続けたい。

いつか、大切な人のために一枚のアルバムを作れればいいと思う。それはまだ誰か分からない。恋人かも、最愛の妻かも、子供かも、友人かも、親かもしれない。音楽で、きちんと気持ちを届けられたら、もうそれで俺は死んでもいいとさえ思える。

歌詞を書いていて気付いたけど、どれもこれも自分に向けた歌だった。最初に作る作品なのでそれで潔いと思う。自分の弱さを、自分の内に秘めた美しさを探しだせたらいい。

良い歌を作って、良い人たちと出会って、良いお酒が飲めますように。

シャッフル
JET - Let Me Out
John Mayer - Back To You
ミツメ - 停滞夜
Milburn - What Will You Do
BECK - Novacane
Moon B - Stank Tartare

第84話

朝9時半に巣鴨駅。Gとミシュランを取ったラーメン店蔦に行った。どうやら並んで食べるのではなく、整理券をもらって後でくるシステムなようだ。2時半頃に来てくださいと言われた。ミシュランを取った時点でものすごい人気店なので仕方ないなと思った。向かいはラブホテル、普通の住宅街に店舗はあった。

仕方がないので国分寺のすた丼屋へ行った。アメトーークで長野くんが紹介してた店だ。特に何の変哲もないすた丼を食べた。

吉祥寺まで行ってハモニカのピワンのカレーを食べた。5人しか入れない狭い店内と店主の人見知りな感じが良かった。カレーはこだわりぬいていて、魚介みたいなダシの味がした。好き嫌いが分かれそうだが、俺はとても好きだ。

時間つぶしにパレタスでアイス、ココキチでレコード見て再び蔦へ向かった。

この時点でかなり食べていた。蔦は整理券で店の前に並び始めてから食べ終わるまで一時間ほどかかった。ラーメンというより料理だった。ひとつひとつに妥協なくこだわったような感じ。美味しかった。

夜は内定先の同期と飲み会。学生時代あまり接することのなかった体育会系の人と飲むということで、やはり違いはあり、戸惑いもするけれど違いは受け入れなきゃいけないものだと思う。何もかもが同じな人間なんてこの世には存在しなくて、人と付き合うとは違いと折り合いをつけ続けることだと思う。その中で自分と似た部分があればそれは喜びであって、共通点を知るためには違いが必要だ。他人との違いを知るということは、自分を知るということだ。他人も、世界も鏡なのだ。

結構飲んだ。(飲まされた?)明日早いので、寝る。

シャッフル
The cardigans - Losers
The Beatles - Taxman
Chilly Gonzalez - Gentle Threat
The Innocence Mission - Song About Traveling
SHINee - Sweet Suprise
Sharron Van Etten - Kevin's

第83話

お昼から早稲田松竹に映画を見に行った。

チケットを買った後、会場まで一時間ほど時間があったので、喫茶店を探したがなかなかなかった。代わりに可愛いカフェはちらほらあった。どうした高田馬場。学生街の喫茶店とはもう死語か。ようやく見つけた喫茶店に入った。

俺が言う「喫茶店」とは、派手じゃない店内にテーブルと椅子があり、水がコップに入って出てきて、気取らないコーヒーがすぐに出てきて、ここが一番大事だがいつ行っても空いてる場所だ。西荻窪のものずきとか大好きだ。

二本立て映画を見た。一本目が「黒衣の刺客」。2015年公開の新作だ。中国の時代劇もので、遣唐使役で妻夫木聡も出てるというので楽しみにして行った。詩的な映像と、たまに出てくるアクションが魅力なのだろうけど、話の展開に間延びした印象は否めなかった。ストーリーもよくわかんなかったなー。監督、その他スタッフの「すげえもの作るぞ!」って緊張感と静けさは伝わったけど、その分眠くなった。知らないけど観客の3分の1は寝てたんじゃないかな。

さて、お目当ての「悲情城市」は大傑作だった。戦後の台湾の混乱と一家の家庭崩壊を描いた映画なんだけど、もう混乱に次ぐ混乱で。最初登場人物の人物相関図が飲み込めずに追いつくのに必死だったけど、見てるうちに理解できたし、タイトルが全てを表してるのでジーンときた。三時間弱と長いんだけどこれを描くにはそのくらいの時間は必要だ。悲しい話なんだけど不思議と情緒的な読後感だった。

良い映画を見るといつもそうだけど見る前とは違った人間になった気がした。

両親にイギリス旅行行くことを告げて、旅費はローン組むかなと言ったら父親が「そのくらい出してやるよ」と言ってきた。ここ数年で一番かっこいいよお父さんと思った。男の子のヒーローは突き詰めると父親しかいないのかもしれない。

シャッフル
レキシ - 君がいない幕府 feat.お台所さま
The Tiffany Shade - Sam
9MUSE - Jururuk
Jonnie Marr - The Headmaster Ritual
Wools - Handy Cum

第82話

なぜか早朝に目覚めた。布団の中でしばらくテツガクしていた。何考えてたかはワスレタ。体が軽くなった気がして、朝飯を食べて本を読もうとしたら突然睡魔がきて11時まで寝た。体が軽くなったのは気のせいなのだろうか。睡魔も気のせいだったのだろうか。ひょっとするとこの世は全て気のせいなのだろうか。

寝たかったけど3時からバイトだった。体が重かった。毎日それなりに運動してそれなりにねているのになぜ体が重いのだろうか。昨日飲んだ酒のせいか。タバコの吸いすぎか。コーヒーの飲み過ぎか。

今日は昨日と比べたら気分が明るかった。このバイト先に来るのも両手で数える内かと考えたからだ。3月は金はなくとも最後の最後に暇を持て余そう。

コワモテで怖いな〜と思っていたバイト先のお兄さんの仕事を代わりにやってあげたら「助かりました」とやさしく言われてドキッとした。ずるいなー。コワモテの人。

帰ってカルビ丼を食べiPhoneを初期化して復元したら容量が軽くなった。

明日も多分朝から動く。多分。

第81話

口内炎ができた。ビタミン不足だろうか。たしかに最近あまり良い食生活ではなかった。いや、疲れだろう。なんか知らないが疲れた。

"Everything"の日本語詞を書くために駅前のサンマルクにこもった。無事に出来た。だいぶ時間がかかった。音楽をやらない人は不思議に思うだろうが、作曲よりも作詞の方が断然しんどい。思ったこと、伝えたいことを歌にのっけるのは難しい。
"Nowhere"の歌詞も書いたんだけど、なんか閉塞的な感じというか、書いててすごい暗い気持ちになって落ち込んだのでやめた。この曲は多分アルバムに入れない。俺は明るくなるために音楽をやっている。頑張って作ったけど仕方がない。必要のあるムダ。ムダも必要だ。

寒い。TSUTAYAさんに寄ったが特に欲しいものはなかったので帰った。立ち寄ったコンビニの店員の寝癖がひどかった。

帰って曲を作った。突如ギターリフがひらめき、ベースと歌を乗せるとすごい良い感じになった。これを完成させよう。4曲出揃った。アルバムは4曲でいいだろう。出揃った曲のバランスがいいし、名刺代わりには4曲くらいがちょうどいい。

すごいたまたまWINOというバンドを知った。なんでもハンターハンターの主題歌やってたらしい。このバンドはリアルタイムで90年代のブリットポップに影響されたらしい。聞いてみたがたしかにローゼスっぽかった。貴重な存在だ。

本来が暗い性格なのか、疲れもあってか、今日は曲が出来たとき以外程度の差はあれど落ち込んでいた気がする。まあそういう日はたまにあってもいいか。長い人生なのだから。でも、どうせなら明るく生きていきたい。限られた時間なのだから、怒ることと悩むことは本気でムダだと思う。こちらはムダのためのムダだ。残りの時間は、無理にでも笑って、そよ風のように穏やかにニコニコして、周りの人を笑わせることを考えていきたい。

追記
やっぱり俺の性格は圧倒的に母親似なのかな。夜遅くにピアノ鳴らして歌ってたよ。

色んな人を傷つけてきた。だから自分も傷つくんだ。人と人とはそう、そうやって生きていこう。

シャッフル
PJ Harvey - Beautiful Feeling
Faces - Bad'n'Ruin
シャムキャッツ - YOU ARE MINE
Jesus & Mary Chain - Come On
Brian Wilson - Saturday Night
The Royalties - Something

第80話

夜中地震があった。本気でいつ大地震が来るかわからない。忘れた頃に来るから忘れないくらいに思い出す必要がある。

起きる。オードリーのラジオを聞く。いつになく話が長かった。和田ラヂヲのラジオを聞く。公開録音の抽選に当たった。愛媛にも行くし、メール送ってみようかな。初投稿。

極寒の中、バイトへ向かう。人と接そうとしない自分が悪いのだが、友達が少ない。仕事は楽だし給料も良いけど、息苦しいので2月で多分やめる。今日は仕事でやらかしたし。他のバイトもやってみたい。ティッシュ配りとかやろうかな。この季節は寒いか。

帰る。特に何でもない一日だった。録音も手をつけず。明日やろう。

R.E.M.のGreenというアルバムを聞いた。

板尾日記4を借りてきたのでゆっくり読もう。

楽しい気分でいれば楽しいことは向こうからやってくる。

詩を読みたい。わかりやすくて美しい文章を読みたい。

午前3時。寝る。

シャッフル
Tetty Kady - Sebelum Kau Pergi
The Rakes - The Final Kill
GREAT3 - TAXI
Steleo Lab - Strobo Acceleration
Foreinger - I Want To Know What Love Is
Peridots - 労働
ROTH BART BARON - 小さな巨人
VANT - THE ANSWER
七尾旅人 - サーカスナイト


ペリドッツの労働、なんて悲しい歌なんだろう。。